Home >
ケーススタディ > 自分を支援してくれるメンターを探せ!
ケーススタディ
自分を支援してくれるメンターを探せ!
昨年からあるIT企業でメンタリングプログラムの導入支援をしている。メンタリングとは「知識や経験の豊かな社員(メンター)が、経験の浅いまだ未熟な社員(メンティ)に対して、一定期間必要な情報を提供したり情報のフィードバック(交換・やりとり)を行い、成長を促す一連の活動をいう。従来からあるOJT(現場で上司や先輩が業務上の指導・育成をすること)とは違い、支援する内容は仕事のやり方から人間関係の築き方、職業人生そしてキャリア形成に関することまで多様だ。メンティにとっては、キャリア目標の達成を容易にしたり、精神面での成長を促したり、社内のネットワーキング構築、専門性の拡大など多くのメリットがある。直接の上司ではなく、自分のロールモデルとなるような尊敬する上司や先輩がメンターとなって支援することがミソとなる。現在外資系企業を中心に多くの企業が導入し成果を挙げている人材育成制度である。
職場の人間関係が希薄になる中で、仕事だけでなくワークライフバランスやキャリアの悩みを相談できる人の存在は重要だ。特に組織の中で、OJTや教育の機会に恵まれない女性にとっては、メンターの存在は不可欠だ。イキイキと働いている女性管理職ほどそのキャリアの中でよいメンターに出会っていることが多い。以前、一般職から総合職に職種転換し管理職として活躍している女性にインタビューしたときのこと。彼女はこう言っていた。
「短大を出て3年くらい腰かけのつもりで入社しました。でも最初に出会った上司が男女関係なくチャンスを与えてくれる人で、彼の期待や励ましによって仕事の面白さがわかり、総合職にチャレンジしてみよう、という気持ちになったのです」
昨年末にリクルートが行った調査 でも仕事に意欲をもった管理職志向の強い女性ほど「メンターやロールモデルがいる」と答える割合が高くなっている。
私たちは、仕事をする上でさまざまな人に出会う。その中で、信頼できる人、尊敬できる人、憧れの人はいるだろうか。職場の人でなくともいい。取引先、勉強会で出会った人、研修講師、あるいは趣味を通じた先輩。この人に話を聞いてもらいたい、相談したいと思う人がいたら思い切って声をかけてみよう。「私のメンターになってくれませんか」と。
勇気づけや励ましや助言の言葉が、きっとあなたの人生をよりよいものにしてくれるだろう。
< 一覧に戻る