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将来像がイメージできる仕事か
この春に転職相談を受けた40歳半ばの方から、先日久しぶりにお電話を頂いた。
第一志望のB社の最終面接直前で条件面の提示があり、それがイエスであれば最終面接にすすめるとのこと。ご自身としては処遇面にやや不足感があるようで、どう判断すべきか悩まれている様子だった。実はB社は、既に内定をもらっていたA社を断ってまで入ろうと希望した会社なのであるが、ここにきて迷いが出てしまったようだ。
そしてやりたい仕事かどうかは別として条件的にいいC社の受験も視野に入れているとのことで今後の活動法のアドバイスが欲しいとのことだった。
電話ではあったが何か浮き足立ったような姿がその口調から目に浮かんだ。
実は数ヶ月前に私は彼にセミナー講師として、自分の価値観すなわち働く際の優先順位を整理しておくようにアドバイスをしていた。そしてB社を受ける際には、仕事のやりがいを優先してA社の内定を断り、初めての業界ではあるが頑張ってみようと決意したのだったがまさか条件面で躓くとは。
彼にとって余程予想外の条件だったのかもしれないが、目先の条件面のみで入社しモチベーションの上がらない仕事をして、結局数ヶ月で辞めてしまっている人々をたくさん見ている私にとっては、彼の志とは違う急な方向転換によってそれらと同じ轍を踏まないか危惧した。
モチベーションの上がる仕事であれば、仕事もすぐ覚えるし知恵も湧く。それによって自分の将来像も明確になっていくことが、私のカウンセリングやセミナー講師の経験からも大きく感じることである。
彼は自分の状況を20分以上もしゃべり続け、私もその状況を整理しながら聞いた後、「就職は最終的には自分で判断することなので」という前置きの後、彼には再度価値観を整理して「自分のワクワク働く将来像がイメージできる仕事かどうか」を考えてみてはいかがですか、とアドバイスした。
彼はしゃべりつづけたせいもあり、吹っ切れたのか明るい声で「しっかり考えてみます」と答えて電話を切った。
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