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面接で気をつけたいこと

 面接でどのような受け答えをすればよいか、悩む人は多い。
以前あるセミナーで、面接シミュレーションをしたことがある。実際に自分が行きたいと思った求人広告を雑誌や新聞から切り抜いてきてもらい、それを使って面談をするというもの。複数の女性を対象に1対1で行ったのだが、模擬練習とはいえ皆真剣。本番さながらの面接練習となった。

その中でいくつか驚いたことがある。一つは就職したい会社がHPを持っているにも関わらず、「見ていない」と答えた人が多かったこと。
何の下調べもせずに面接にやってきている人が少なからずいた。就職したいと思う企業情報を事前に調べておくことは基本中の基本。事前の情報が多いほど、ゆとりをもって面接に望めるし、聞きたいことも自然とでてくるものだ。
ある外資系化粧品会社の面接の選考基準が面白い。その会社は中途採用しかとらないことで有名な会社だが、いくら優秀な人材でも一発でアウトになる面接の瞬間があるという。「当社について何かお聞きになりたいことがありますか」最後に問われるこの質問に、「いえ、特にありません」と答えた瞬間、その人は不採用となるそうだ。自分がこれから入社したいと思う会社について、何も聞きたいことがないというのは、「私は御社に関心がありません」といっているようなもの。積極性のない人はいらないという明確なポリシーによって線引きをしているのだ。

希望する企業の店舗や営業所が近くにあるなら、実際に出かけてその雰囲気を見ておくことも大事だろう。
ある地方銀行に就職が決まったある女子学生は、わざわざその銀行の支店にいき普段の店舗の様子をみるため、一日ロビーに座っていたという。社員のきびきび働く姿や接客態度に大変好感をもてたそうだ。さらに、長く座っている彼女を不思議に思った社員の方に声をかけられ事情を説明すると、親切にも一般の人は立ち入れない事務所の中やロッカールームなどを案内してくれ会社案内にそって丁寧に説明をしてもらったそうだ。面接ではその話で盛り上がり採用につながったと話してくれた。リサーチするならそのくらい徹底して行いたいものだ。情報は多いほど有利になるし、同時にこちらの熱意を相手に伝えることにもなるのだから。

また、「いくらもらえるのですか?」という質問も多かった。確かに、「経験者優遇」とか「当社規定に基づく」と書いてあると、給与がいくらもらえるのかは気になるところ。けれど、あなたがどれだけ優秀なのか、また高い給与を払う価値のある人がどうか、人事担当者にはわからない。いきなり聞かれても答えに困るのが正直なところだろう。どうしても知りたいなら、さりげなく「前職では○○の仕事をし、前年比150%の営業成績を上げ、○○円の報酬を頂いていました」とか「○○についての改善策を提案し社内表彰を受けました。このような点を考慮していただけますでしょうか」とさりげなくアピールしよう。
報酬は目に見える成果に対してのみ支払われるもの。まずは、自分の経験や能力や実績を具体的な事例や数値を入れながらしっかりと相手に伝えることが先決だ。 

面接は短い時間で相手の質問に答え、自分を印象付け、なおかつこちらの知りたい情報も収集する大事な場面。よいコミュニケーションが欠かせない。相手を知り、自分の言いたいことをうまく伝える表現方法を身につけ、自然体で向き合う気持ちをもって望めば、あなたのもっている良い面がきっと相手に伝わるだろう。

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